株式会社PCT設立のお知らせ

地域で暮らすがん患者を支援する『株式会社PCT』設立のお知らせ

～がん告知後の自殺率抑制に向けた“がん専門カウンセリングサービス“提供～

がん告知後に24倍に上昇する自殺率抑制を目指して、株式会社PCT（本社：福岡市、代表取締役：村上 志歩美）を2023年11月28日に設立いたしました。

2024年1月より、がん専門カウンセリングを開始する予定です。

【Webページ】https://pct-fuk.com/

株式会社PCTについて

株式会社PCT（ピクト）は、がん患者様がひとりで悩むことのない社会の構築を目指し、がん専門カウンセリングを実施する企業です。

がんの告知1年以内で自殺リスクが24倍に上昇するといわれています(厚生労働省)。

地域がん診療連携拠点病院に勤務した経験から、病院のマンパワー不足について身を以て感じました。

病院でできるがん患者様の支援に限界があるとわかったからこそ、病院以外でのサポート体制を強化する必要があると感じ、株式会社PCTを設立しました。

【ミッション】

“人々の暮らしと心を豊かにする”

【社名に込めた想い】

現在は2人に1人ががんになるといわれる時代で、がんと診断されたときからの緩和ケアが推進されています。

がん患者様の支援をする緩和ケアチーム（palliative care team：PCT)は、特定の医療機関の中に設置されています。

ですが、がん患者様が最も不安な時期は、がんの告知を受けてから医療機関に入院するまでの期間だとも言われています。

早急な支援を必要としているがん患者様が入院するまでの期間をカバーする体制を整え、

｢地域や組織の垣根を越えた緩和ケアチームの一員でいたい｣という想いで緩和ケアチームの略語である｢PCT｣を社名にしました。

また、認定看護師の3つの役割である｢実践：practice｣｢相談：consultation｣｢指導：train｣の頭文字も｢PCT｣であり、

緩和ケア認定看護師として社会貢献することを忘れないために自戒の意味も込めて名付けました。

今後の展開について

2025年までに行政や近隣医療機関との提携を目指し、在宅で過ごすがん患者様の支援強化を図りながら、通院先の病院との情報提供等を行い、

がん患者様が安心して切れ目のない緩和ケアが受けられるよう仕組みを作っていきます。

がん検診後から終末期までの様々な病期にあるがん患者様のオンラインを基本としていますが、今後は福岡県内限定で、ご自宅への訪問カウンセリングも予定しています。

カウンセリングを行う過程で生死と向き合いながら、「人生会議（アドバンス・ケア・プランニング）」に発展することが予測されるため、エンディングノートの作成も支援します。

また、組織に所属する認定・専門看護師の70％は、処遇に不満を抱えていると言われており、スペシャリストがやりがいを感じ、相応の対価を得て働けるよう2028年には派遣事業を展開する予定です。

【代表メッセージ】

〈メッセージ〉

緩和ケアという言葉が知られるようになったとはいえ、がん患者様の心のケアはまだまだ追いついていません。

日本では海外のようにカウンセリングやセラピーに馴染みがないため、傷ついた心を癒やす手段を知らない人がほとんどです。

私自身、昨年流産を経験し、誰にも相談できず半年引きこもって過ごしました。誰かに話を聞いてもらえたら回復も早かっただろうと今だからこそ思います。

“つらい気持ちを抱えた人をひとりにしない”よう、人々が暮らしやすい社会を作っていきたいと考えています。

関係各位の皆様におかれましては、変わらぬお力添えを賜りたく、心よりお願い申し上げます。

会社概要

社名：株式会社PCT

本社所在地：福岡県福岡市博多区博多駅前1丁目23番2号 ParkFront博多駅前1丁目5F-B

代表取締役：村上 志歩美

事業内容：患者、高齢者への医療補助及びカウンセリング事業、訪問看護事業および介護予防訪問看護事業、看護に関する教育事業、コンサルティング事業

設立：2023年11月28日(火)

HP：https://pct-fuk.com/

公式Instagram：福岡がん専門カウンセラー|株式会社PCT(@pct.fuk) • Instagram写真と動画